近畿圏中古マンションの成約件数、前年比プラス10.3%で8か月連続の上昇
近畿レインズ(近畿圏不動産流通機構)は12月22日、「近畿圏不動産市場動向/マンスリーレポート 2015年12月号 (No.036)」を発表した。11月の近畿圏中古マンションの成約件数は、1,413件で前年比プラス10.3%と2桁の増となり、8か月連続でプラスとなった。成約平米単価は27.2万円/平米で34か月連続で上昇となった。
近畿圏中古戸建住宅の成約件数は、856件で前年比プラス9.7%と8か月連続の増加。成約価格1,879万円で前年比マイナス3.6%と2か月ぶりにマイナスに転じた。

中古マンション単価の下落エリアは拡大
近畿圏中古マンションの地域別動向では、成約件数は、大阪市が304件で前年比プラス21.1%。京都府他、滋賀県、奈良県なども前年比2桁の増加となり、9地域中兵庫県を除く8地域が前年比で増加した。平米単価は、前年比で9地域中5地域が下落。前月比では6地域がマイナスとなり、中古マンションの単価の下落エリアが広がっている。
近畿圏中古戸建住宅の地域別動向では、成約件数は、9地域中、神戸市と滋賀県を除く7地域が前年比で増加。
成約価格は、9地域中、大阪府他と滋賀県を除く7地域が前年比で下落。神戸市、兵庫県他、京都市、奈良県、和歌山県は、前年比・前月比ともに下落となっている。
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近畿レインズ「マンスリーレポート2015年12月号」
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