データベースに登録された売り希望価格をもとに算出
株式会社東京カンテイは、東急世田谷線および東急大井町線の沿線におけるマンションの平均坪単価を算出し、2018年7月24日に発表した。この平均坪単価は、東京カンテイのデータベースに登録された首都圏の中古マンション(ファミリータイプ)売り希望価格をもとに、算出されたもの。
東急世田谷線、最高値は276万円の三軒茶屋駅
東京カンテイの発表によると、東急世田谷線全体における坪(3.3平方メートル)当たりの平均価格は、260万円となった。前年の2017年と比較すると、1万円のプラスであり、0.5%上昇した形となっている。事例数は、前年より117件増えて691件。平均築年数は27.2年となり、平均専有面積は53.18平米となっている。個別の駅を見た場合、最高値をはじき出したのは、276万円の三軒茶屋駅。同駅は、同線の平均額と同様に推移し、平均築年数の上積みや平均専有面積の拡大を見せている。三軒茶屋駅の他には、若林駅や上町駅、下高井戸駅などが高い数値を見せた。
東急大井町線の最高値は、301万円の戸越公園駅
東急大井町線全体の平均坪単価は、245万円となった。前年と比較すると、横ばい状態となっている。事例数は、前年より144件増えて1960件。平均築年数が22.6年となり、平均専有面積は61.22平米となった。個別の駅を見た場合、同線で最高値をはじき出したのは、301万円の戸越公園駅。以下には、北千束駅や大井町駅が続く。東京カンテイは特に大井町について、同駅周辺地区で大規模な再開発・整備が進められていることに注目し、今後の変動が予測されると考察している。
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/480