平均利回りの高い駅は?
健美家は6月27日、「投資マンション利回りランキング:千代田線編」を発表した。これによるとランキング1位は、都心への直通運転計画で注目が高まる「北綾瀬駅」の8.44%だった。現在は3両編成の単式ホームで綾瀬駅からの分岐線だが、10両編成の延長工事が進められており、2018年度には代々木上原方面への直通運転が実施される予定だ。
これによって都心へのアクセスが良好になり、始発駅というメリットも加わる。これらを反映してか、利回りは前年比で1ポイント以上の低下を示した。高利回のピークは過ぎ、今後は低利回り化が進むと予想される。

北綾瀬駅・綾瀬駅以外の利回りは6%以下
2位は綾瀬駅の7.97%だった。しかし物件登録のあった14駅中、北綾瀬駅・綾瀬駅を除く12駅は利回りが6%台以下にとどまっている。千代田線は下町エリアとして人気の根津・千駄木エリア、ビジネス街の日比谷・大手町・霞ヶ関エリア、大学の集まる新御茶ノ水エリア、ファッションや文化が発信地である表参道や代々木上原エリアなど、主要な街をつなぐ路線である。
さらに常磐線・小田急線と直通運転をしているため、千葉・神奈川方面へのアクセスも良好だ。利便性の良さや沿線の街に注目が集まるだけに、築年数が古いなど条件が悪くても全体的に低利回りになっている。
(画像はプレスリリースより)
https://www.kenbiya.com/press/pre2017-06-27.html