マンション市場、販売数は減少傾向
不動産経済研究所は2月20日、「全国マンション市場動向2016年のまとめ」を発表した。これによると、2016年に販売されたマンション戸数は7万6,993戸。3年連続減で7万戸の大台に乗っているものの、前年より1.4%減少しており、3年連続で減少傾向が続いている。
地域別では首都圏が11.6%減、近畿圏が1.3%減だったが、東北地区が65.2%増、中国地区が64.2%増、四国地区が56.2%増と大幅に増加している。
平均価格は前年比1.3%下落の、4,560万円。4年ぶりに下落へと転じた。首都圏の平均価格は0.5%下落の5,490万円、近畿圏は3.5%上昇の3,919万円だった。

平米あたり単価は65万5,000円
平米あたり単価は0.2%上昇し、65万5,000円。4年連続で上昇している。またマンションの発売総額は、前年比2.6%下落の約3兆5,111億円だった。供給戸数が最も多かった事業主別は、住友不動産の6,034戸。3年連続でトップの座を維持している。2位は三井不動産レジデンシャルの4,320戸となっている。
2017年の発売戸数は0.2%増の7万8,500戸の見込みで、4年ぶりの増加となりそうだ。
(画像は、不動産経済研究所のホームページより)
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