中古マンションの成約件数は、前年比1.4%減少
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は7月11日、2016年6月度の月例マーケットウオッチを発表した。これによると6月の首都圏における中古マンションの成約件数は3,069件で、前年同月比1.4%減少した。成約平米単価は、5.4%増の47万7,700円。成約価格も3,016万円となり、3.5%上昇。いずれも2013年1月から、42か月連続で前年同月を上回っている。
地域別の成約件数は、多摩、横浜・川崎市、埼玉県が前年比より減少した。成約平米単価は神奈川県他を除く各地域が前年より上昇し、東京都区部は2012年10月から45か月連続、多摩は2015年5月から14か月連続で前年同月を上回る結果となった。

中古戸建住宅の成約件数、9か月ぶりに減少
6月の首都圏における中古戸建住宅の成約件数は1,131件。前年同月比0.9%減と、ほぼ横ばいではあるものの、9か月ぶりに減少へと転じた。成約価格は3.9%下落の2,921万円だった。地域別の成約件数では、東京都区部と横浜・川崎市が前年比で2ケタの減少。その一方で神奈川県他は15か月連続、多摩は11か月連続、埼玉県は9か月連続で前年同月を上回っている。
成約価格は東京都区部、埼玉県、神奈川県他が前年より下落した。
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/