スマートフォンで操作する次世代型カギ
Qrioは4月25日、Good不動産と共同で、空室犯罪対策を目的としたQrio Smart Lockの試験運用を行うと発表した。Qrio Smart Lockはスマートフォンでカギを開閉するデバイス。サムターンの上からかぶせる後付けタイプのため、賃貸物件での活用も可能だ。
試験運用ではGood不動産が管理する福岡市内の空室にQrio Smart Lockを設置し、5月中旬より3か月間行われる。

暗証番号が一定期間ごとに変わる
近年、空室を不正に利用した犯罪が社会問題化している。空き室はキーボックスやダイヤル式の南京錠で施錠するのが一般的だが、扉の外側に取り付けるためひと目で空き室であることがわかる。キーボックスの暗証番号を不正に入手するなどして、空き室を使った「不正荷受」や「振り込め詐欺」などの犯罪が横行している。
Qrio Smart Lockはドア内側に取り付けるため、外からは空室かどうかの判断ができない。解錠操作は内見案内をする仲介会社に、あらかじめ操作できる時間帯を指定して一定時間だけ暗証番号を使えるようにする。暗証番号は指定した周期ごとに変わるため、優れたセキュリティ性能を発揮する。
(画像はプレスリリースより)
http://qrioinc.com/news/2016/710/