退職後の生活のよすがとなる退職金や企業年金調査
IICパートナーズは1月18日、「退職金・企業年金の現状に関する調査」結果を発表した。調査によると回答者の半数近くが「退職金・企業年金に望むこと」として、「老後安心して暮らせるための収入源となること」を挙げている。次いで「退職時の支給額が定期的に分かり、それによって人生設計を考えられること」、「勤続期間に応じて、充分な額が支給されること」と続いた。
社会福祉や公的年金に対する不安が強まるなか、退職金や企業年金への期待の高まりが伺える結果となっている。

61%が自分の退職金や企業年金の受給額を「知らない」
老後の生活の収入源と期待されている、退職金や企業年金。どのくらいの人が退職後に受け取れる金額を、把握できているのだろうか。「退職金・企業年金について、どれくらい把握していますか?」とたずねたところ、「知っている」と回答した割合は最も少なく、わずか10%だった。最も多かったのが「知らない」で、61%が自分が受け取る退職金や企業年金の額を把握していないと回答している。
退職後の人生設計にも大きく影響するため、そのために定年退職時の支給額についての情報や計算方式を知りたいと希望する声は多い。しかしながら就業規定に、従業員が目安となる金額を把握できるよう退職金などの情報を明記している会社はごく一部にとどまっているのが現状のようだ。
(画像はプレスリリースより)
http://www.pmas-iicp.jp/data_bank