首都圏中古マンションの成約件数、前年比プラス8.4%と再び上昇
東日本レインズ(東日本不動産流通機構)は11月10日、「月例速報 マーケットウオッチ/2015年10月度」を発表した。10月の首都圏中古マンションの成約件数は、2,877件で前年比プラス8.4%と、9月のマイナスから再びプラスに転じた。成約平米単価は45.80万円/平米で、前年比プラス5.2%、成約価格も2,948万円で、前年比プラス4.8%となり、ともに34か月連続で上昇となった。

首都圏中古戸建住宅の成約件数、前年比プラス23.7%と大幅な増加
首都圏中古マンションの地域別動向では、成約件数は、東京都区部が1,147件で前年比プラス11.1%となり9月のマイナスから再びプラスに転じ、2桁の増加となった。多摩は268件で前年比プラス0.4%とほぼ横ばいながら前年同月を上回った。また、埼玉県は368件前年比プラス13.2%、千葉県は363件前年比プラス4.9%、神奈川県は731件前年比プラス6.7%と、すべての地域で前年比プラスとなっている。
10月の首都圏中古戸建住宅の成約件数は、1,066件で前年比プラス23.7%と再び大幅な増加になった。成約価格は2,986万円で前年比プラス3.6%と12か月続けて上昇。
地域別動向では、成約件数は、東京都が前年比プラス32.1%で9か月連続で上昇。埼玉県が前年比プラス26.4%で再び上昇。千葉県が前年比プラス11.4%で再び上昇。神奈川県は前年比プラス22.8%で4か月連続の上昇。いずれの地域も高い上昇となっている。
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月例速報マーケットウオッチ サマリーレポート/2015年10月度
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_201510_summary.pdf