2015年第3四半期「プロパティ クロック」発表
ジョーンズ ラング ラサール(JLL)は11月4日、世界主要都市のオフィス賃料の動向を示す「プロパティ クロック(不動産時計)2015年第3四半期」を発表した。「プロパティ クロック(不動産時計)」とは、賃料の動きを時計の針の進み具合で表現した、ジョーンズ ラング ラサール独自の市場分析ツールである。
賃料の動向を一日のサイクルに相似させており、「賃料下落の加速」(12時~3時)を経て、「賃料下落の減速から底入れ」(3時~6時)へと移行し、その後「賃料上昇の加速」(6時~9時)に転じた後、「賃料上昇の減速から頭打ち」(9時~12時)に至るサイクルを時計盤で表示している。
このため、現在の賃料がプロパティ クロックのどの位置にあるかを見れば、今後の賃料が上昇に向かうか、下落するかを予測することができる。

時計の針は、賃料上昇ピークの寸前
2015年第3四半期における東京のAグレードオフィス賃料は、14四半期連続で「上昇加速」のフェーズを維持しており、賃料上昇率のピークが目の前に迫っている。ジョーンズ ラング ラサール リサーチ事業部長・赤城威志氏は、東京のAグレードオフィス賃料の今後について
2015年第3四半期における賃料上昇はやや落ち着いたものとなる見込みです。しかし、東京Aグレードオフィスの空室率は変わらず低位の状態にあり、今後期待される企業の設備投資に加え、直近ようやく回復傾向が見られてきた個人消費動向も勘案すると、賃料上昇圧力は依然強いものと考えられます
(ニュースリリースより引用)
(ニュースリリースより引用)
と予測している。
(画像はニュースリリースより)
http://www.joneslanglasalle.co.jp/japan/ja-jp/news