2015年上期の不動産競売統計
エステートタイムズは7月31日、「2015年上期の不動産競売統計(期間入札)」を発表した。これによると、関東エリア1都3県の不動産競売状況は、物件の減少と高い落札率が続いているものの、落札価格や入札本数は停滞気味で、地域によっては下落も見られた。
しかし東京都23区に限っては、落札率は昨年同様99%を維持。平均入札本数に至っては昨年よりも増加し、16本に達した。物件価格も上昇している。

期間入札物件数
期間入札の物件数は2010年から減少を続けており、今期も各地で減少が見られた。最も物件数が減ったのは東京都で、前年同期に比べ25%の減少となっている。本庁・支部単位でも減少しているところ多く、なかでも東京地裁本庁(都区部及び島嶼)や横浜地方裁判所小田原支部・横須賀支部、さいたま地方裁判所越谷支部が30%以上と大幅に減少した。
入札状況
落札率は2010年から高い水準が続いているが、1都3県全体では前年同時期よりやや陰りがみられた。東京都区部および隣接エリアでは昨年同様、大部分の物件が落札されているが、本庁・支部単位では横浜地裁横須賀支部・小田原支部、さいたま地裁熊谷支部などで落札率が下落している。
物件の種類では東京都は土地付建物・マンションともに増加。埼玉県は土地付建物は減少し、マンションが増加。神奈川県と千葉県は土地付建物・マンションいずれも減少となった。
(画像はプレスリリースより)
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