区分マンションの市場動向
健美家は7月3日、2015年4月~6月期の「全国投資用不動産 市場動向レポート」を発表した。不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」の登録物件と、問い合わせ物件の動向を調査・分析したもの。これによると区分マンションの投資利回りは8.10%と、大幅に下落。2005年の調査開始以来、最低値を更新した。
一方、物件価格は1,491万円と、2008年4月以降では最高値を記録した。登録物件数も前年同期比139%の約2.3万件で、過去最多となっている。

一棟アパートの市場動向
一棟アパートの投資利回りも、2008年以来最低となり9.5%だった。物件価格は前年同期比15.4%上昇の5,520万円。リーマンショック以降、最高値を記録している。登録物件数も前年同期比157%と大幅に増加しており、過去最多の1.1万件超となった。問い合わせ数も過去最高で、活況を呈している。
一棟マンションの市場動向
一棟マンションの投資利回りは、前月比0.06ポイントプラス。わずかながらの上昇となったが、前年同期比では0.43ポイントの下落。依然として2008年以降、最低水準で推移している。価格は前年同期比9.5%と大きく上昇し、1億5,002万円だった。前月より0.92ポイント下落したものの、高値であることは変わりはない。
登録物件数も前年同期比154%の約7,600件で、過去最多となった。しかし、首都圏全体での需要は下がっている。前年同期比で登録物件は0.54ポイント減少、問い合わせ物件も0.91ポイント減少しており下降傾向が続いている。
(画像はニュースリリースより)
https://www.kenbiya.com/img/press/pre2015-07-03.pdf