首都圏の中古マンション成約件数、12か月連続の減少
東日本レインズ(東日本不動産流通機構)は、「月例マーケットウオッチ 2015(平成27)年3月度」をリリースした。首都圏の中古マンションについては、3月の成約件数は、前年比マイナス6.7%となり12か月連続で減少し、2月(マイナス0.6%)に比べて減少率は拡大した。首都圏の中古戸建住宅については、3月の成約件数は、前年比マイナス1.3%となり2か月ぶりの減少となっている。

中古マンション成約単価は前年比プラス8.7%
3月の首都圏における中古マンションについて、成約件数は、3,728件(前年比マイナス6.7%)と2014年4月以降12か月連続で減少。新規登録件数は、14,775件(同プラス7.9%)と3か月連続で増加。在庫件数は、33,661件(同マイナス2.6%)と、26か月連続で減少した。また成約単価は、45.31万円/平米(前年比プラス8.7%)と27か月連続で上昇。新規登録単価は、47.60万円/平米(同プラス7.1%)と21か月連続で上昇。在庫単価は、46.50万円/平米(同プラス4.3%)と16か月連続で上昇となっている。
3月の首都圏における中古戸建住宅について、成約件数は、1,189件(前年比マイナス1.3%)と2か月ぶりに減少。新規登録件数は、6,128件(同プラス6.9%)と3か月連続で増加。在庫件数は、19,454件(同プラス2.8%)と、6か月連続で増加した。
また成約単価は、3,063万円(前年比プラス4.4%)と5か月連続で上昇。新規登録単価は、3,611万円(同プラス0.4%)と2か月連続で上昇。在庫単価は、3,750万円(同マイナス1.5%)と2011年8月以来の下落が続いている。
(画像は同月例マーケットウオッチ・サマリーレポートより)
http://www.reins.or.jp/index.html