住友商事グループが総力を挙げてサポート
住友商事は1月9日、非上場の私募リートの運用を開始した。住友商事傘下の住商リアルティ・マネジメントが運用する。新たに運用を開始したのは、投資家が自由に解約できる非上場オープンエンド型の私募不動産投資法人で、名称は「SCリアルティプライベート投資法人」。オフィスビルを始め、商業・物流・住宅系施設、ホテルなどに投資する総合型の私募リートである。
324億円からスタートし5年後は2,000億円へ
運用開始時の取得物件は住友商事が都心に保有すオフィスビル2棟、住友商事などが開発した首都圏に所在する大型複合施設、大阪市のビジネスエリアに立地するオフィスビルの4物件で、資産規模は約324億円。今後の資産計画では3年後に1,000億円、5年後には2,000億円規模までに拡大する方針だ。
住友商事は国内外で不動産事業を展開しており、2013年度末の総資産は約4,500億円。55物件のビル賃貸事業、22物件の商業施設賃貸事業、約5万5,000戸の分譲マンション事業などを行っている。
「SCリアルティプライベート投資法人」は、住友商事がメインスポンサーとなる唯一の不動産投資信託。住友商事グループの物件供給能力や不動産事業の運営ノウハウを活用し、長期的に安定した成長を目指す。
(画像は、住友商事のホームページより)
SCリアルティプライベート投資法人の運用開始について
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=28278
私募リート(非上場オープンエンド型私募不動産投資法人)の設立について
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=27947