1口当たり分配金は1,547円
いちご不動産投資法人は12月18日、平成26年10月期(第18期)の決算を発表した。決算短信によると平成26年10月期(平成25年5月1日~平成26年10月31日)は「いちご九段南ビル」を売却し、5,700万円の売却益を計上した。売却の影響もあり、純利益は対前期比7.9%増益の14億900万円、1口当たり分配金は1,547円だった。

平成27年4月期の1口当たり分配金は1,590円
いちご不動産投資法人はオフィスビルを中心に、レジデンス、商業施設やホテルなどに投資する総合型のJ-REIT。次期となる平成27年4月期では、オフィスを中心とした中規模不動産のポートフォリオの強化を目指す。すでに11月に、11棟のオフィスビル及び商業施設の取得とレジデンス15棟の売却を決定しており、資産取得資金を獲得するために、投資口の追加発行も実施した。
ポートフォリオの入れ替えによる賃貸収入の増加と売却益が発生するものの、営業費用と融資関連費用も増加する。このため平成27年4月期の純利益は10.3%の減益となり、12億6,400万円と予想される。
しかしながら配当積立金のうち5億3,700万円を取り崩して分配金に充当する予定で、1口当たり分配金は平成26年10月期を上回る1,590円となる見通しだ。
(画像はプレスリリースより)
http://www.ichigo-reit.co.jp/module/_news.pdf