那覇市のコール/データセンター用ビルを取得
ユナイテッド・アーバン投資法人は11月1日、沖縄県那覇市の壺川スクエアビルの取得が完了したと発表した。今年6月にラニカ合同会社と受益権譲渡契約を結んでいた物件で、41億5,000万円で取得した。壺川スクエアビルの用途は、コールセンター、データセンター及びバックアップオフィス等である。沖縄県では、観光業を除く三次産業(サービス業)の特徴として、コールセンター・データセンターが大きなウェイトを占めている。壺川スクエアビルは、大手IT企業や通信関連企業が入居する優良テナントビルである。
3つの利点で、他物件と大幅な差別化
壺川スクエアビルの取得理由は3つ。まず、交通至便な好立地が挙げられる。沖縄都市モノレール(ゆいレール)「壺川」駅前に位置し、那覇市の中心部である「県庁前」駅まで5分、「那覇空港」駅まで10分と、交通の利便性に優れる。また、沖縄本島東部へ伸びる国道329号線(那覇東バイパス)にも面しており、那覇市内のみならず、市外の広いエリアから容易にアクセスできる。2つめの理由は、築浅・ハイスペックな建物であること。壺川スクエアビルは主となる建物である「業務棟」と、その附属建物の「駐車場棟」に分かれる。竣工は平成21年と築浅であり、業務棟の天井高2,800mm、床荷重最大1,200kg/平米など、基本スペックも優れている。
また、沖縄県内では希少なセキュリティ・ゲートを備えたエントランスを有し、スタッフ常駐の受付が設けられていることから、セキュリティ面への信頼性も高い。
2か所の変電所から電力が供給される2回線受電、非常用発電機の設置スペースを設けるなど、停電や災害に対して万全の体制を備えておりコールセンター、データセンター、バックアップオフィスに最適な機能を完備している。
駐車場棟においても、自走式の駐車場には乗用車約450台が収容可能。主たる交通手段が自動車移動である沖縄県下では、業務の利便性はもとより、従業員確保の点においても優位性が高い。
最後の利点は、優良なテナント。上記2点の理由により、大手IT企業や通信関連企業が入居しており、業務棟の1階に入居するコンビニエンスストアが、従業員のオフィスライフをサポートしている。
平成25年4月末日現在の、テナント総数は6件。年間総賃料収入は、4億6,577万3,000円。賃貸契約面積は10,570.9平米で稼働率は100%である。
ユナイテッド・アーバン投資法人
http://www.united-reit.co.jp/
ユナイテッド・アーバン投資法人のプレスリリース
http://www.united-reit.co.jp/site/file/tmp-tgrUe.pdf
http://www.united-reit.co.jp/site/file/tmp-eVKbW.pdf