購入条件を見直す消費者が増加
スタイルアクトは10月30日、第27回 マンション購入に対する意識調査の結果を発表した。この調査はスタイルアクトが運営するウェブサイト「住まいサーフィン」の会員のうち、この3か月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある人を対象にしたもの。“購入検討者の心理”を調査するため、四半期単位で継続的に調査を行っている。
今回の調査から、マンション価格は今後も上昇すると予測する消費者が多く、購入検討条件を緩和して、自分が買える物件を探す傾向が強くなっていることがわかった。

今後の値上がりを考慮すると、なるべく早く購入したい
アンケート調査では、7割の人が1年後のマンション価格は「上がる」と回答しており、その理由として消費税が10%に上がることや、資材・人件費の高騰を挙げている。実際にマンション価格は、昨年に比べると明らかに値上がりしており、現在の価格について半数の人が「高い」と回答している。また、「今後更に高い物件が出てくる」と回答する人が7割を占めた。
マンション価格が高騰しているため、これまでは「絶対に買わない」としていた物件の条件を緩め、購入検討物件の幅が広がっている。
今年4月に実施した調査と比べると、今回の調査では「通勤時間1時間超」を購入しないと回答した人の割合は20ポイント減少しており、「工場や道路に接するなど生活環境が悪い」を購入しないと回答した人の割合も8ポイント減少した。
価格高騰が今後も続くと予測する人が多く、なるべく早く購入したいと考えて、予算内の物件を探すために、検討条件を緩める消費者が増えている。
(画像はニュースリリースより)
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