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株式会社タスが8月の賃貸住宅市場レポートを発表

2013/8/27 08:00

賃貸住宅市場レポート 8月
株式会社タスは、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版2013年8月」および「賃貸住宅市場レポート関西圏・中京圏版2013年8月」を発表した。

(賃貸住宅市場レポート 首都圏版より)
賃貸住宅市場レポート首都圏版
2013年6月期1都3県賃貸住宅指標を見ると、東京23区と千葉県で賃料が上昇傾向であった。その一方で今月の空室率TVIは、東京市部のアパートが増加した以外には大きな変化はなかった。貸家の着工数は増加して続けているため、今後空室率TVIは増加する可能性が高い。

東京23区においての市場滞留期間と賃料値引き率間取り別を見た場合には、賃貸開始後間取りにより差異はほとんど見られなかった。しかし10か月を過ぎると、LDKタイプの値引き率が大きくなる。

LDKタイプは他の間取りタイプと比べると専有面積が大きい。またそれだけでなく比較的築年数が少ない物件が多いため、賃料が高く設定してある物件が多いことが原因だ。
また値引きを行った物件を築年別に見た時に、新築と築2年目の賃料値引き率が大きい。そのため賃料設定が市場賃料よりも高く、市場競争力の劣る新築の賃貸住宅があり、市場投入した後から値引きをしなければいけない。

賃貸住宅市場レポート関西圏・中京圏版
関西圏・中京圏版の中では、愛知県は高齢者の民間借家単独世帯が1990年以降一貫して増加した。65歳以上の世帯は約5.5万世帯で、平均寿命から考えた場合に5年以内に約1万戸、10年以内に約2万戸、15年以内に約3.5万戸、20年以内に約5.5万戸の空室が発生する可能性が高い。

また団塊の世代分の戸数があるため、25年以内には約8.5万戸の空室が新たに発生する可能性が高い。高齢化が進むにつれて、空室供給は賃貸住宅市場に大きなインパクトが与えられるものだと考えられる。

2013年6月期の、関西圏・中京圏賃貸住宅指標は空室率TVIが上昇したが賃料も上昇し、景気回復の影響が現れた。

外部リンク

賃貸住宅市場レポート 首都圏版2013年8月
http://www.tas-japan.com/

賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版 2013年8月
http://www.tas-japan.com/

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