「自分が地震被害に遭うと思う」地域差25%以上
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合は8月19日、大地震への意識について行ったアンケート調査の結果を発表した。耐震診断受診者1,487名に「診断後アンケート」を実施した結果をまとめたもの。調査の結果から、全国的に「また大地震がくるかもしれない」という意識は高く、地域差が見られなかったものの、「自分自身が大地震に見舞われるかもしれない」と考えている人の地域差に開きがあった。関東・中部エリアで地震被害に遭うと考えている人が多く、最も低かった地域に比べて約25%以上も危機意識が高いことがわかった。

「自分が地震被害に遭うと思う」関東・中部は7割
アンケートで「日本国内で、10~20年以内に“東日本大震災”クラスの地震が再度発生すると思いますか?」と尋ねたところ、いずれの地域も8割以上の人が、「はい」と回答しており、地域差はみられなかった。その一方で、「東日本大震災クラスの地震に、ご自身が遭われると思いますか?」の問いに「はい」と回答した人の割合には、地域差が見られた。
「はい」と答えた割合が高かった地域は関東の71.24%と中部の69.70%。この他のエリアでは関西58.75%、北海道50%、中国・四国・九州・沖縄45.76%だった。関東・中部と、中国・四国・九州・沖縄を比べると、その差は25.4%となっており、地域によって、災害に対する危機意識に開きがあることがわかる。
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