3電池住宅として国内初の長期居住実験を実施
大阪ガス株式会社と積水ハウスは、両社が共同で平成23年2月より実施している「スマートエネルギーハウス」の居住実験において、燃料電池・太陽電池・蓄電池の3電池の最適制御の導入により、通年でマイナス88%の節電(購入電力量の削減)効果、マイナス103%のCO2排出量削減効果、マイナス31万円の光熱費削減効果が得られることを、実居住環境下で実証したことを、発表した。*画像はニュースリリースより
「スマートエネルギーハウス」居住実験住宅 外観

平成27年までに実用レベルまでの技術開発を完了させ、早期市場導入を目指す
「スマートエネルギーハウス」とは、天然ガスを利用して発電し、同時に発生する熱も有効利用できる家庭用コージェネレーションシステムと太陽電池を組み合わせた「ダブル発電」と蓄電池を組み合わせ、情報技術を駆使して最適制御し、電気と熱を賢く(スマートに)「創る・貯める・使う」ことにより省エネ・省CO2を実現。快適で環境にやさしい暮らしとエネルギーの安定供給を両立させる住宅のこと。今後は、居住実験終了予定月の平成26年3月まで、3電池最適制御方法のさらなる改善や、電気自動車を含めた3電池の組み合わせ運用に関する検討を進めると共に、実証用HEMSの開発や、さらに快適な住空間創造へ向けた検証などに取り組むとし、両社は、この実験を通じて、平成27年までに実用レベルまでの技術開発を完了させ、「スマートエネルギーハウス」の早期市場導入を目指すとしている。
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/datail/