「増税前の駆け込み購入(住宅)」に関する調査
オールアバウトが運営する「生活トレンド研究所」は、2014年第6弾のレポートとして「増税前の駆け込み購入(住宅)」に関する調査を3月11日に実施し、その結果を発表した。調査対象は、全国の20~69 歳男女(ジャストシステム「ファストアスク」リサーチ会員)で、ここ1~2 年の間に新築住宅を買った人111名、ここ1~2 年の間に中古住宅を買った人96名、住宅の購入意欲はあるが、購入を見送った(まだ買っていない) 130名となっている。

新築購入者の購入理由の6割が「消費税が上がるから」
新築および中古住宅購入者の購入理由では、「消費税が上がるから」と答えた人が新築住宅購入者で61.3%、中古住宅購入者で24%と、どちらもトップ。次いで多かったのは新築住宅購入者では「価格が上がりそうだから」が38.7%、中古住宅購入者では、「その他」を除き、「元々この時期に買おうと思っていたから」が21.9%。また、住宅の購入意欲はあるが、購入を見送った人を対象に、消費税が10%になるまでの購入意欲について聞いたところ、「購入したいと思っている」が50.7%と半数以上になっている。
「住宅ローン減税」「すまい給付金」の認知度は低い
住宅ローンについては、新築物件購入者の88.3%、中古物件購入者の69.8%が金額の多少を問わずローンを借りており、購入意欲のある人も80.7%がローンを借りる予定。さらに、「住宅ローン減税」および「すまい給付金」の2種類の税制の認知について聞くと、「住宅ローン減税」については、「内容まで知っている」が、新築購入者69.4%、中古購入者58.3%、これから先の購入を検討している人で39.2%。「すまい給付金」については、「内容まで知っている」が、新築購入者で39.6%、中古購入者で13.5%、これから先の購入を検討している人で25.4%。いずれも低い認知度となっている。
(生活トレンド研究所の調査より)
http://corp.allabout.co.jp/files/2014/04/140331_01.pdf