全国のマンション化率11.94%、8.4世帯に1世帯がマンション住まい
株式会社東京カンテイは世帯数に占める分譲マンション戸数の割合を示す「マンション化率」の2013年版を発表した。それによると、2013年マンション化率の全国平均は前年よりも0.14ポイント高い11.94%で、8.4世帯に1世帯がマンション住まいという結果になった。都市圏別にみると、首都圏が21.09%(+0.23ポイント)、近畿圏が15.40%(+0.17ポイント)、中部圏が7.71%(+0.02ポイント)となっており、都道府県別のトップ3は東京都(25.90%)、神奈川県(22.17%)、大阪府(18.20%)で、兵庫県(18.04%)がそれに続く。
東京都は2012年からの伸び率においても全国1位(+0.38ポイント)で、4年連続のトップとなる。ほとんどの都道府県のマンション化率が2012年よりも上昇しており、下落したのは宮城県(-0.04ポイントの9.14%)、福島県(-0.01ポイントの2.20%)、福井県(-0.01ポイントの1.85%)、三重県(-0.04ポイントの2.56%)の4つのみとなっている。
なお、伸び率は圏域ごとに違いがみられ、特に大都市圏中心部での伸びが顕著で、地方圏との2極化が進行している状況だ。
行政区別、政令指定都市・特別区別のマンション化率
行政区別の2013年マンション化率は、1位が千代田区の83.69%、2位が中央区の78.46%、3位が港区の74.04%となっており、最下位は墨田区の34.35%となっている。なお、千代田区は2年連続で最高値を更新する形となった。2012年からの伸び率については、最も大きかったのは千代田区の+2.47ポイントで、大阪市北区の+2.29ポイントがそれに続き、他には大阪市中央区、神戸市中央区、東京都中央区などが1ポイント以上の伸びを示している。
全国の政令指定都市・特別区別の2013年マンション化率については、1位が東京都の29.79%、2位が福岡市の29.10%、3位が神戸市の27.70%となっている。
東京都は2年連続の1位で、2012年からの伸び率は0.43ポイント、2011年1位であった福岡市よりも0.69ポイント高い数値を示した。なお、2012年よりも低い数値を示した政令市は千葉市、仙台市、堺市、新潟市のみとなる。
2013年都道府県別全国分譲マンション普及率
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/
2013年行政区別マンション化率ランキング
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/
2013年政令市、特別区別マンション化率ランキング
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/