MIDリート不動産投資法人は9月30日、ドーミーイン博多祇園の信託受益権を取得したことを発表した。

取得価格は2,280百万円。この資産はスポンサーであるMID都市開発株式会社の開発物件でスポンサーのサポートのもと取得が行われること、この資産は長期の定期借家契約により安定的な収益が期待できる物件であること、ホテル部分は一括賃貸方式でテナント側が施設運営を行うため運用リスクが小さい契約形態であること、の3点が取得の理由として挙げられている。

ドーミーイン博多祇園は近隣の競合施設に比較すると相対的に新しい、2009年1月竣工の宿泊特化・主体型のホテル。福岡市地下鉄空港線の祇園駅から徒歩約2分、幹線道路である国体道路沿いに位置する。

祇園駅は博多駅から天神方面に地下鉄で1駅であり、福岡市における高度商業地区である博多駅地区と天神地区の両方に容易にアクセスすることができるのみならず福岡空港へのアクセスにも優れている。キャナルシティ博多や中州などの商業地区にも近接しており、ビジネス客や国内外からの観光客等の宿泊需要も見込むことができる。

客室は面積約15平方メートルのダブルをメインにツインや和洋室などで構成され、多様なニーズに対応が可能。施設として2階に天然温泉の大浴場を備えている。

MIDリート投資法人　ニュースリリース
http://www.midreit.jp/news/20130930_J_Acquisition%20of%20