譲渡損失額は966百万円
ジャパン・ホテル・リート投資法人は9月20日、「パールホテル茅場町」(東京都中央区新川一丁目3番3他5筆)の譲渡を決定したことを発表した。譲渡予定価格は2,300百万円、帳簿価額は3,172百万円。譲渡による損失見込額は▲966百万円である。譲渡先は、合同会社サポートホールディングス12号。
譲渡の理由として、資産を入れ替えてポートフォリオの質を向上させ、さらなる成長を目指すためとしている。パールホテル茅場町は、現状では一定の収益力を保っているものの、将来的な成長見込みが低いため売却を決定した。譲渡代金のうち1,706百万円を、借入金の「一部期限前弁済」に充てる。

損失分は、負ののれんで分配
なお、譲渡に際して発生する966百万円の損失が、第14期(平成25年12月期)の分配金に影響をおよぼすことを回避するために、負ののれんによる配当積立金を分配金に充てる。負ののれんとは、買収額が被買収企業の時価純資産額を下回る場合に発生する差額のことである。買収企業の信用力が低く、割安の価額で企業を買う場合に生じる。また、今回の譲渡による、平成25年12月期の運用状況の予想についても、変更はないとしている。
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ジャパン・ホテル・リート投資法人
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