調査対象「新宿区」「千代田区」「渋谷区」「中央区」「港区」
三幸エステートは、東京都心5区の大規模ビルにおけるオフィスマーケット市況を発表した。「新宿区」「千代田区」「渋谷区」「中央区」「港区」が調査対象。

景気は回復基調
2012年11月を底に、景気は上向き。円安による輸出増加に加え、株高による国内需要を中心に回復中。経済成長を上方修正で発表する専門家も増えている。雇用情勢は、求人倍率の上昇が継続しており、持ち直し基調になってきている。昨今不振の目立った製造業でも下げ止まりの傾向。卸売り、小売り、建設業では大幅に雇用が増加。三幸エステートの報告では、「明確な回復軌道に乗りつつある」としている。
空室率は緩やかな低下傾向を継続。テナント需要増加に伴い、移転先候補の豊富が回復を後押ししている。賃料は上昇に転じており、下げ止まりから底打ちへ向かうように見受けられるが横ばい継続という状況だ。
大量供給の影響で空室率が12%以上だった「新宿区」は、12.1%→9.5%へ大幅な改善。
「千代田区」「渋谷区」は6.4%→5.2%、4.2%→2.8%と改善幅は1.0ポイント超え。
一方、「中央区」「港区」の改善幅は0.5ポイント前後と小幅にとどまっている。
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三幸エステート
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