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清水建設、災害廃棄物リサイクル技術開発・実用化

2013/6/4 07:00

一部に限られていた廃棄物リサイクルを多様に再利用できるよう改善
2013年5月30日-清水建設株式会社(本社;東京都中央区 社長;宮本洋一)は、災害廃棄物(不燃混合物、焼却主灰、残渣)から造粒再生砕石を製造する技術を開発・実用化したと発表した。

一部に限られていた廃棄物リサイクルを、多様に再利用できるように改善した。

開発にあたっては、産業廃棄物処理業者の恵和興業株式会社(本社;宮城県仙台市 社長;笹川恵一)及び東北大学大学院環境科学研究科 高橋弘教授と提携している。

この技術で、99%の災害廃棄物をリサイクルできる。岩手県南三陸町の復興に路盤材や地盤の嵩上げ用盛土材等として再利用される予定。

2011年3月11日の震災以来大問題となり、他地域に持ち込み処理の話が出ていた廃棄物処理。この技術で前に進めそうだ。清水建設株式会社は、被災地では復興資材が不足しており、復興事業自体にも大きく貢献できるとしている。

リサイクルの過程
1.廃棄物を粉砕処理
2.1.を、ほぼ同量の不燃混合物、焼却主灰、残渣に分別
3.セメント、水、有害物質を不溶化する溶剤を計15%の割合で配合
4.特殊なミキサーで高速撹拌し、造粒物を製造
5.造粒物と粉砕処理したコンクリート塊を重量比で1対1の割合で混合
6.造粒再生砕石の完成

生成される造粒再生砕石は、宮城・岩手両県の路盤材地盤及び嵩上げ盛土材品質基準と環境省土壌汚染対策法に基づく特定有害物質の溶出量検査・含有量検査基準をクリアしている。

清水建設株式会社について
1804年(文化元年)創業。建築・土木等建設工事の請負(総合建設業)を行っている。建設業許可:国土交通大臣許可(特・般-21)第3200号

恵和興業株式会社について
昭和52年4月14日設立。
【業務内容】
1.産業廃棄物中間処分場の運営業務
2.産業廃棄物の収集運搬業務
3.リサイクル技術の研究開発業務
4.再生路盤材の製造・販売
5.解体工事の監理・施工
6.放射能・線の測定並びに除染に関する業務、ほか

外部リンク

災害廃棄物を99%リサイクル
~復興事業の路盤材や地盤の嵩上げ用盛土材等に再利用~
http://www.shimz.co.jp/news_release/

清水建設株式会社
http://www.shimz.co.jp

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