不動産投資ニュース

アパート(不動産)経営

東京都、「東京の土地利用 平成23年東京都区部」を発表

2013/6/1 11:00

区部における土地利用の現況・変化動向を調査
東京都は5月29日、平成23年に東京都23区を対象に実施した土地利用現況調査の結果の概要を「東京の土地利用 平成23年東京都区部」として取りまとめ発表した。

同調査は、東京の土地利用の現況と変化の動向を把握するため、概ね5年ごとに実施するもの。

宅地利用の土地の約59%が住宅用地
「平成23年度土地利用現況調査結果の概要」によれば、区部の土地利用は、主に宅地と道路等によって構成され、宅地は、その半分以上の約59%が住宅用地で、以下、商業用地、公共用地、工業用地の順で、農業用地はわずか。

*画像は「東京の土地利用 平成23年東京都区部」より
区部の土地利用の過半を占める宅地約36,400haには約165万棟の建物が建っており、区部の建物の平均像を見ると、約220㎡の敷地に建ぺい率約51%、容積率約178%、階数約2.5階(ネット値で算出)。延べ面積で見ると、建物の用途の5割以上が住宅、約3割が事務所と商業施設、約1割が公共施設と工業施設で、構造は約7割が耐火造。

5か年の動向、宅地が約500ha増加、集合住宅用地の比率が上昇
平成18年から平成23年までの5か年の動向では、宅地が約500ha増加するとともに、集合住宅用地利用の比率が増加。 建物棟数は約1.3万棟増加し、平均敷地面積が約1平米広くなった。建物階数に変化はなく、中高層化率が1.7ポイント増加、ネットの建ぺい率は51.2%から51.0%に、容積率は172.2%から177.6%に増加。建築面積ベースの不燃化率は2.1 ポイント上昇した。建物の用途別延べ面積比率は、集合住宅が大きく増加し、事務所建築物、独立住宅、専用工場などが減少。

これらの結果から、平成18年からの5か年間の変化動向としては、建物棟数が増加するとともに、集合住宅を始めとする土地の高度利用、不燃化が進んでいる。 また、都心、副都心及び各エリアで容積率、中高層化率などが区部平均に比べて大きく上回り、土地の高度利用が進んでいるとしている。

外部リンク

東京都都市整備局 「『東京の土地利用 平成23年東京都区部』の作成について」
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/seisaku/tochi_c/tochi_3.htm

最新ニュース

関連ニュース

コメント

東京都、平成28年5月の住宅着工統計を公表 のページです。はじめての不動産投資に役立つ情報をご提供!不動産投資のすすめと不動産投資ニュースをご紹介させて頂いております。
各種法改正や投資のノウハウ、不動産投資市場の動向など最新情報を配信していくので、ぜひご活用ください。