株式会社コスモスイニシアと株式会社コスモスモアは、昨年から行なっている大規模修繕の工事事業について、今月、第1号物件である東京都江戸川区のコスモスイニシア分譲済みマンションの工事を着工したと発表した。

マンションデベロッパーが行う大規模修繕工事としては、業界の中でも新基準を目指している、新たな3つの取り組みを実施している。

まず1つ目は工事計画を、模型でわかりやすく説明するということである。新築を分譲する時に図面など資料から実際のマンションの模型を作成。その模型に安全対策や動線の計画などを模型に反映することによって、顧客に理解してもらいやすい説明を行っている。またマンション全体に足場が掛けられた場合に注意することや、職人の動き、現場の事務所位置や規模などをわかりやすく説明をするために模型を作る。

2つ目は、専有部分で最新設備の機器販売会を実施するということである。コスモスイニシアが導入しているガスコンロや給湯器、他に節水トイレなど最新設備機器のうち、マンションに適したものを選択。大規模修繕工事を行うマンションの顧客に対して、設備販売会を実施する。設備機器は同じマンションであれば、劣化の速度も同程度の場合が多い。そのため一気にまとめて提供することによって、設備機器の代金を安価にするだけでなく、工事費用も抑えることができる。また、最新の設備については、随時イベントを開催していくことにしている。

そして3つ目はWEBページで、工事情報の配信を実施ということである。
大規模修繕工事が始まると、必ず工程表などを掲示板に掲載することにしている。しかしバルコニーの使用や、洗濯物干しについての規制など、日常生活での重要な情報も多い。そのためいつでも工事情報について確認できるシステムを採用。また工事を開始する前には、化学物質過敏症に対するアンケートを実施。顧客に対して使用する塗料などに影響がないか確認するなど、配慮した工事を行なっていく。

コスモスイニシア　ニュースリリース
http://www.cigr.co.jp/cosmosinfo/news/2013/news241.html

コスモスイニシアグループの大規模修繕工事
http://www.cosmos-renewal.com