三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移
株式会社東京カンテイ市場調査部は、2013年1月度の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移」を発表した。2013年1月の首都圏中古マンションの価格は、前月と比べると2,801万円となり再び下落した。しかし2,800万円台は維持することができた。都県別では、東京都だけ3,644万円と前月より下落していたが、神奈川県では2,405万円、埼玉県では1,830万円、千葉県では1,806万円と東京以外の県では価格が上昇した。
近畿圏の平均価格は1,796万円で、主要エリアの大阪府が1,832万円、兵庫県が1,794万円ということで、前月と比較すると価格は上昇した。また中部圏では1,499万円が平均であった。そのなかでも愛知県では1,520万円と上昇傾向であった。全体的には2012年の10月以降は下落傾向であり、底ばいという見方ができる。

全体的にはマンション価格が上昇傾向
1月の主要都市別の中古マンション価格では、東京23区が5ヵ月ぶりに全域で下落し3,941万円であった。横浜市では2,524万円、さいたま市では2,149万円と上昇している。また反対に千葉市では3ヶ月間下落の1,717万円ということで、下落の歯止めが効かない状態である。近畿圏の大阪市では2,137万円、神戸市が1,838万円と共に下落。しかし大阪府や兵庫県として見た場合には平均価格は上昇しているため、対照的な動きになっている。中部圏の名古屋市では1,736万円と上昇。平均築年数がやや若返ったということで、上昇に転じた。全体的には、マンション価格において、復調の兆しが見られる。
都心6区での中古マンションの価格は5,153万円と下落しているが、2012年11月からは上回っているため、一進一退の傾向となっている。また大阪市中心部では2,704万円ということで、4ヵ月連続で上昇。2011年10月以降はじめて2,700万円突破した。 名古屋市中心部では1,982万円と大幅な上昇であった。
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/c201301.pdf