大阪ガス株式会社は、「スマートエネルギーネットワーク」を岩崎地区に構築すると発表した。再開発エリアで現在建設中の「イオン」「LIXILビバ」情報発信拠点である「hu+gMUSEUM（ハグミュージアム）」と熱供給施設を組み合わせる。

岩崎地区内で熱と電力を情報の通信技術によって制御することにより、省エネルギーだけでなくエネルギーのセキュリティ向上を行っていく。特定電気事業は昨年度行われた電気事業法改正による要件が緩和された後、日本で初めての申請となる。

「hu+gMUSEUM」は天然ガスや家庭用のガス機器・サービス、業務用ガス厨房機器、住まい・食で最新の情報を発信する施設である。平成26年3月のオープンを目指す。大阪ガスは、天然ガスの更なる普及拡大や、エネルギーの効率化を目指す。またそれだけでなく低炭素社会の実現や、エネルギーセキュリティを向上する。

電力の供給については、大阪ガスの子会社である株式会社クリエイティブテクノソリューションが特定電気事業者として実施していく。「岩崎コンピューターセンタービル」内に設置されたコージェネで発電した電力に系統の電力を加えて「LIXILビバ」「hu+gMUSEUM」「ドームシティガスビル」「ICCビル」「岩崎エネルギーセンター」の5施設に供給していく。

「hu+gMUSEUM」には太陽光発電を設置しているのだが、発電状況に応じて「hu+gMUSEUM」や「ICCビル」のコージェネなどを制御することによって電力供給の最適化を実現する。

「hu+gMUSEUM」とはこれから先も人（human）とガス（gas）が出会う場であり続けたいということで、名称を『hu+gMUSEUM』とした。また環境性の高さなどから最天然ガスの基本知識や将来性があると考えられている、大阪ガスが行っている省エネルギーや安全に関する取り組みについて情報発信を行う。

大阪ガス
http://www.osakagas.co.jp/company/press/pr_2012