野村不動産アーバンネット株式会社が、不動産情報サイトの「ノムコム」会員を対象とした、「住宅購入に関する意識調査」を行い、24日、その結果を発表した。

この調査は、今回で第3回目となるもので、同サイトのパソコン会員を対象に、2012年7月4日～7月10日の期間、インターネット上でのアンケート調査として実施。有効回答数として2178人のデータを集計したものだ。

それによると、不動産について、今が買い時だと思うかという問いに、「買い時」と答えた人が14.0％、「どちらかといえば買い時」が46.4％となり、これらを合わせた買い時と見る人の割合は60.4％と、6割超にのぼった。

これは前回の2012年1月時の調査に比べ、「買い時」が3.4ポイント、「どちらかといえば買い時」が7.3ポイントの上昇で、計10.7ポイントの上昇となっている。

理由では、「消費税が引き上げられる可能性がある」と答えた人が前回より6.7ポイント増と大きく増加しており、「住宅ローンの金利が低水準」と答えた人が前回調査と変わらず最も多かった答えとはなったものの、より現実味を増した消費税増税を意識し、買い時志向を強めている人が多いことがうかがえる結果となった。

不動産価格については上昇的見方がやや増加傾向にあり、「横ばいでの推移」が47.2％と最も多いものの、「上がると思う」も13.1％で前回比2.2ポイント増となった。

また、中古住宅購入検討者に購入時、リフォームすることを考えているか尋ねたところ、「リフォームを考えている」との回答が74.2％と多数を占め、リフォームが積極的に考えられていることがわかった。

予算は300万円が21.4％と最も多く、次いで500万円が21.3％、1000万円というかなりの高額予算をあげた答えも11.4％にのぼった。

リフォームでこだわりたいポイントとしては、「生活しやすい間取りにこだわりたい」という声が最も多く52.8％で、以下「内装デザイン」が41.2％、「キッチン」が37.0％とつづいている。

ノムコム　住宅購入に関する意識調査アンケート
http://www.nomu.com/research/201207/