仮契約住宅販売指数、予想を大きく下回る結果
7月26日、全米不動産協会(NAR)が6月の仮契約住宅販売指数を発表した。
結果は前月比1.4%低下。市場は0.9%の上昇を予想していただけに、マーケットの回復基調に影を落とす結果であった。
原因は「在庫不足」?、31日の指標に注目
同協会は今回の下落について「在庫不足」が一因とし、需要は依然として高いことを説明している。実際、この発表に対して市場の反応は限定的で、NY市場はほぼ無反応、為替もユーロドルのショートカバーが加速するなどリスク選好の動きが続いた。
しかしながら、実際に需要が高く供給が不足しているのであれば、住宅の価格は理論的に上がる仕組みだ。
NARは楽観的な見通しを示すことが多いため、市場はまだ懐疑的な状況にあり、31日発表される5月のS&Pケース・シラー住宅価格指数の動向を待つ状況にある。
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