新設住宅着工、持ち直しの動きは継続
国土交通省は8月31日、平成24年7月分「建築着工統計調査報告」を公表した。7月の新設住宅着工戸数は、総戸数75,421戸。前年同月比 9.6%減で 2か月連続の減少。新設住宅着工床面積は 6,847千平米。前年同月比 9.6%減, 2か月連続の減少。季節調整済年率換算値では 870千戸。前月比4.0%増。
国交省では、前年同月、住宅エコポイントの終了前に一定の駆け込み需要があったこと等により大きく増加したことから、本年7月においては持家、貸家が前年同月の水準を下回り、総戸数も前年同月の水準を下回った。しかしながら、季節調整済年率換算値(87.0万戸)は平成23年度全体の戸数(84.1万戸)を上回っていることから、「持ち直しの動きは継続しているとみられる」としている。
*画像は、国土交通省「平成24年7月の住宅着工の動向について」より <新設住宅着工戸数の推移の比較(総戸数)>

「持家」前年同月比12.5%減、季節調整値前月比5.8%増
利用関係別戸数では、「持家」は、前年同月比では4か月ぶりの減少(前年同月比12.5%減、季節調整値の前月比5.8%増)。「貸家」前年同月比では7か月ぶりの減少(前年同月比14.7%減、季節調整値の前月比4.8%減)。「分譲住宅」前年同月比では先月の減少から再びの増加(前年同月比1.2%増、季節調整値の前月比17.3%増)となっている。http://www.mlit.go.jp/common/000221733.pdf
国土交通省「平成24年7月の住宅着工の動向について」
http://www.mlit.go.jp/common/000221745.pdf