社団法人 住宅生産団体連合会は9月6日、『2011年度戸建注文住宅の顧客実態調査』を公表した。

調査の対象エリアは、3大都市圏(東京圏、名古屋圏、大阪圏)と地方都市圏(札幌市、仙台市、広島市、福岡市、静岡市)で、有効回答数は3,539件だった。

調査の結果、戸建注文住宅の世帯主の年齢の平均は41.2歳。昨年度とほぼ同じだった。30～35歳の世帯主の増加傾向が過去最高水準に達した26％から今年度は22.5％と、大きく低下した。

またここ数年、「建替え」が減少傾向だったが、2011年度では反転し「建替え」が30.7％。昨年度より1.1 ポイント増加した。

建築費は3,119万円。土地代を加えた住宅取得費は4,285万円。いずれも昨年に比べ低下した。

認定長期優良住宅は全体の61.6％。これに連動して「住宅ローン減税(長期優良住宅)」の適用は59.5％となった。

住宅ローンの金利タイプは、昨年大幅に増加した「全期間固定金利」が昨年に比べ12％も低下。フラット35Sの金利引き下げ措置が終了したため、「変動金利」に人気が集まり、53.3％と半数以上を占めた。

また非課税特例の上限が1,000万円になったことを受けて、贈与金は昨年度より低くなり、平均1,185万円だった。 贈与ありの割合も昨年度より減少した。

社団法人 住宅生産団体連合会:
http://www.judanren.or.jp/index.html

『2011年度戸建注文住宅の顧客実態調査』の要約および考察
http://www.judanren.or.jp/activity/chosa/report03/pdf

社団法人 住宅生産団体連合会戸建注文住宅の顧客実態調査　2011年度報告
http://www.judanren.or.jp/activity//2011chosa.html