国土交通省は9月28日、平成24年8月分「建築着工統計調査報告」を公表した。

7月の新設住宅着工戸数は、総戸数77,500戸。前年同月比 5.5％減で 3か月連続の減少。新設住宅着工床面積は 6,917千平米。前年同月比 7.7％減， 3か月連続の減少。季節調整済年率換算値では 888千戸。前月比2.1％増。

国土交通省では、昨年7、8月と着工が好調であったことから、持家が2か月連続、貸家が2か月連続で前年同月の水準を下回り、総戸数も前年同月の水準を下回ったが、、季節調整済年率換算値（888千戸）は、平成23年度全体の戸数（84.1万戸）を上回っていることから、持ち直しの動きは緩やかながら継続しているとみられるとしている。

＊画像は、国土交通省「平成24年8月の住宅着工の動向について」より　＜新設住宅着工戸数の推移の比較（総戸数）＞
利用関係別戸数では、「持家」は、前年同月比では2か月連続の減少（前年同月比9.1％減、季節調整値の前月比3.7％減）。「貸家」は、前年同月比では2か月連続の減少（前年同月比2.7％減、季節調整値の前月比11.0％増）。「分譲住宅」は、前年同月比では先月の増加から再び減少（前年同月比2.5％減、季節調整値の前月比2.9％減）となっている。

国土交通省　「建築着工統計調査報告　/　平成24年8月分」
http://www.mlit.go.jp/common/000225316.pdf

国土交通省「平成24年8月の住宅着工の動向について」
http://www.mlit.go.jp/common/000225315.pdf