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日本IBMと積水ハウス、次世代プラットフォーム構築へ

2012/11/2 11:00

HEMSの新しい形!
積水ハウス株式会社(本社 大阪市)と日本アイ・ビー・エム株式会社(本社 東京都)は、将来のスマートシティ時代の到来を見据えて、「家」と「社会」をつなぐゲートウェイの構築など、次世代プラットフォームの構築について合意したと、10月30日発表した。



両社は、プラットフォーム構築を通して、エネルギーの連動制御を見える化の推進を進め、当初3年間で先ず3万戸の住宅へのHEMS導入・展開を目指すとしている。

様々な可能性の示唆
元来、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)は、各住宅会社、HEMS機器メーカーに依存している。基本的に個々の対応となる限界がある。今回 両社が合意した目的の一つとして、「家」と「社会」をつなぐゲートウェイの構築としている。

インターネット社会の例でも分かる通り、住宅関連機器メーカーとIT分野のメーカーでは、そのベースとなる蓄積が全く違っており、本来、ある程度限定したシステムから、社会への接続と言う大きな流れの変化を意味する。

具体的な運用像
現在、個々の住宅に設備され始めているホームエネルギーマネジメントシステム、例えばこれを、スマートタウン全体で行うとどうなるか?あるいはマンション、街で行うとどうなるか?もし10万戸が1kWずつ節電すれば、全体では10万kWとなる。このスケールメリットを活かして、電力供給会社との大きな折衝力(ネガワット取引)も可能になってくる。

また構想はエネルギーだけに留まらない。ネットワークが外部(社会)と、繋がることにより、外部からの情報を取り込むのはもちろん、住宅内の情報、医療・介護などの実質の生活面の補助・生活の質を向上させるサービスへの展開も期待できる。

将来の展望
開かれた環境の構築により、データの一元管理・見える化の同一サービス、医療・介護など実質生活をより快適にするためのサービスなど、多様に柔軟に対応することができる。また一元管理より戸数をまとめて電力供給会社との折衝力など、かずかずのメリットがあり今後の展開が期待できる。

外部リンク

日本IBM株式会社HP
http://www.ibm.com/jp/ja/

積水ハウス
http://www.sekisuihouse.co.jp

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