震災の備えの強化のためにPDCAサイクルを採用
株式会社東急コミュニティーは自社が管理し受託している全てのマンションの約4,500組合に対して、震災の備えを強化することを発表した。今後はPDCAサイクルを取り入れた震災対応支援活動を推進していく。PDCAサイクルというのはPlan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返していくことによって、業務を継続的に改善するものである。
以前から災害に対応できる「対災力」を備える提案に取り組んできたのだが、2011年の東日本大震災を経て“備えて安心”ではなく、実際に準備をし訓練をすることによってその結果を検証するというPDCAサイクルを取り入れた防災活動が重要であると認識した。

災害時に利用できるマニュアルを各マンションに配布
東急コミュニティーではマンションにあわせた「地震対策マニュアル」と、大地震が実際に起こった時の訓練が全員で行えるように「防災訓練ガイド」を手引き書として整備を行った。管理組合への具体的な提案としてPLANとDO、CHECK、ACTIONにそれぞれマニュアルを作成。中身は例えば各マンションでいざという時に共助活動が円滑に行えるようなものや、各居住者間で役割を決める時に使えるような内容になっている。他にもそのマニュアルを読むだけですぐに行動できるような指針がまとめられている。
今後は2013年3月末までに自社のマンションにある全管理組合に対して、PDCAサイクルを取り入れた「震災対応」を提案していく。またこのPDCAサイクルの継続的支援をすることによって実際に行うことが出来る震災対応支援を行っていく。
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