千葉県の「住みたい街ランキング」を初発表
不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」は4月10日、「2025年 LIFULL HOME'S みんなが探した!住みたい街ランキング(千葉県版)」を発表した。このランキングは、LIFULL HOME'Sに掲載された賃貸・売買物件に対する問い合わせ件数を駅ごとに集計したものである。利用者の行動データをもとに、実際の住まい探しの傾向を明らかにした。

借りて住みたい街1位は「柏」
「借りて住みたい街」部門の第1位には、JR常磐線・東武野田線が交差する「柏」が選ばれた。同駅は首都圏全体を対象としたランキングでも、7位にランクインしている。TOP10には、都心の主要駅までのアクセスが良い駅が多く名を連ねた。1位「柏」、6位「松戸」はJR常磐線・総武線で上野・東京方面への交通利便性が高い。
また、3位の「浦安」、5位の「西船橋」、9位の「南行徳」は東京メトロ東西線を利用すれば大手町方面までスムーズに移動できる。2位「千葉」、4位「船橋」、8位「市川」はいずれもJR総武線沿線に位置し、都内に通勤・通学する「千葉都民」のベッドタウン需要の高さがうかがえる。
買って住みたい街1位は「大網」
「買って住みたい街」ランキングでは、JR外房線と東金線が乗り入れる「大網」が1位に選ばれた。TOP10は「借りて住みたい街」ランキング同様、都心の主要駅までアクセス良好な駅が目立つ。
一方で、都心での住宅価格高騰などを背景に、1位「大網」、2位「八街」、5位「茂原」、7位「東金」など、首都圏中心部から離れたエリアにある“ちょうどいい田舎”の駅も多数ランクインした。
こうしたエリアは、都内まで多少時間がかかるものの通勤圏にあり、比較的手頃な物件が多く、自然環境にも恵まれているといった特徴を備えている。
また、コロナ禍をきっかけにテレワーク併用型の働き方が定着したことも、これら郊外エリアへの移住ニーズを後押ししていると考えられる。
(画像はプレスリリースより)
https://lifull.com/news/42098/