平均価格を70平米に換算し、推移を考察
株式会社東京カンテイは、2024年10月24日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移』の同年9月版を発表した。このリリースは、同社のデータベースに登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位に集計し、算出した平均価格を70平米に換算した上でその推移を考察するというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。
東京23区、8000万円の大台に乗る
今回の発表によると、2024年9月の首都圏における中古マンションの70平米価格は、4809万円となった。前月比ではプラス2.2%となり、上昇を維持している。都県別に見ると、東京都はプラス3.5%の6967万円で5ヵ月連続上昇を果たし、上昇率そのものも拡大。特に東京23区は、同社が集計を始めて以来初の8000万円の大台に乗った。神奈川県もプラス0.2%の3655万円で、千葉県もプラス1.3%の2713万円で、共に上昇を維持した。埼玉県はマイナス0.1%の2912万円となり、わずかとはいえ下落に転じている。
近畿圏、4ヵ月連続上昇を果たす
近畿圏における中古マンションの70平米価格は、前月比プラス0.6%の2884万円となった。同圏では、主要エリアである大阪府がプラス0.6%の3151万円で6ヵ月連続上昇を達成。他の主要エリアも揃って強含んだため、圏全体としても4ヵ月連続上昇を果たしている。中部圏は、前月比プラス0.4%の2257万円をマーク。主要エリアの愛知県も、プラス0.6%の2386万円で上昇した。しかし同社は、愛知県の価格が前年同月を下回り続けている点を指摘している。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移 9月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c202409.pdf