不動産投資にも物価高騰の波
不動産投資と収益物件の総合情報サイト「健美家(けんびや)」の運営を手がける健美家株式会社は5月30日、サイト会員を対象とする「不動産投資に関する意識調査(第19回)」を実施し、その結果をとりまとめて公開した。調査は2023年4月27日~5月11日の期間、「健美家」登録会員約14万9,000人を対象に、インターネット・アンケート方式で行われ、579人から有効回答を得ている。同様の意識調査は毎年春と秋の2回実施されており、今回が19回目になった。

前回の2022年10月調査時に比べ、「価格が上昇している」とする率は13.4ポイント減少、「価格の変動はない」が10.4ポイント増加し、価格上昇の勢いはやや弱まった様子もみられたが、全体としてはなお上昇基調が感じられている。
2022年10月以降に物件購入を行ったかどうか尋ねた結果では、「購入した」が45.9%、「購入していない」が54.1%で、「購入していない」投資家が上回ったものの、半数弱は追加・新規購入を行っていた。

インフレ対策は家賃アップが最多
続いて、社会全体で物価高騰が話題となっている昨今の傾向を受け、この1年で不動産投資においてインフレーション(物価高騰)の影響を感じることがあったかどうかを尋ねた。

3位は「工事を早めに行う」の19.4%で、上位2つに比べると回答率はかなり低い。以下、「変動金利を避け固定金利にする」の10.2%、「繰り上げ返済」の0.6%などとなった。
(画像はプレスリリースより)
(調査出典元:「不動産投資と収益物件の情報サイト 健美家(けんびや)」より)
https://www.kenbiya.com/img/press/pre2023-05-30.pdf