「楽待」による投資用不動産市場の最新動向調査
株式会社ファーストロジック(以下、ファーストロジック)は7日、同社が運営する国内最大の不動産投資サイト「楽待」におけるデータをベースとする投資用不動産市場の最新動向調査結果を発表した。2022年4~6月期の動向をみることができる。「楽待」は月間168万人が訪れる、利用者数や掲載物件数で国内トップを誇る不動産投資サイト。全国4,400社の不動産会社が日々物件情報の登録を行っており、ユーザーは任意の条件で絞り込み、希望に合う物件を探し出すことができる。
この調査は定期的に行われているもので、今回の対象期間は2022年4月1日~6月30日、対象物件はこの間に「楽待」へ新規で掲載された全国の不動産物件となっている。

直近10年の推移をみても、7,389万円という価格は最も高い価格であり、高騰傾向が顕著になった。一方、表面利回りは平均8.82%となり、前期に比べ0.11%の低下になった。価格の上昇もあり、利回りは低下傾向が続いている。

価格上昇、利回りは低下が全種別の傾向に
2022年4~6月期の一棟マンションでは、物件価格の平均が2億84万円で、前期の2022年1~3月期に比べ1,224万円の上昇、再び2億円の大台を突破するものとなった。2021年10~12月期の水準にまで戻しているといえる。表面利回りは7.74%で、前期に比べ0.02%とわずかに低下した。2022年1~3月期は前期比で0.08%の上昇と小幅な伸びがみられたが、再びマイナスとなった。一棟マンションの利回りは、2017年頃から7%台後半~8%台前半の間で小幅な変動をみせるにとどまっており、およそ横ばいの推移を続けている。

区分マンションの表面利回りは平均6.98%と、価格上昇の影響もあり、前期に比べて0.34%低下した。7%を割り込み、過去10年間でもごく低水準の利回りになっている。
(画像はプレスリリースより)
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