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21年12月の収益不動産動向、全種別で利回りが低下

2022/1/7 23:15

健美家が最新のマンスリーレポートを公開
不動産投資と収益物件の総合情報サイト「健美家(けんびや)」を運営する健美家株式会社は1月5日、2021年12月分のデータをまとめた「収益物件市場動向マンスリーレポート」の公開を開始した。

健美家では、毎月運営サイトである「健美家」に新規で登録された全国の収益不動産(投資用不動産)を対象に、物件数や物件価格、表面利回りを調査し、最新の市場傾向としてとりまとめ、資料提供している。

なお、調査対象の収益不動産については、区分マンション、一棟アパート、一棟マンションの3種に分けてデータ集計がなされている。

2021年12月の区分マンションでは、平均価格が1,476万円となり、前月に比べ1.27%低下した。平均利回りは7.48%で、こちらも前月に比べて低下、0.08ポイントのマイナスになった。

価格は9月に1,600万円へ迫るまでに上昇したが、それ以降は下落傾向を続けている。反対に、利回りは価格の低下を受けて上昇傾向を続けていたが、12月は2カ月ぶりにマイナスへと転じた。築年数は29.5年で、前月の29.8年からやや浅くなった。

一棟アパートは平均価格が上昇
一棟アパートの場合、平均価格は7,221万円で、前月に比べ5.08%の大幅上昇となった。他の収益不動産に比べ、一棟アパートでは足元での価格の上下変動が激しくなっており、前月は6,872万円まで低下していたが、12月は高値であった10月の水準を超えるまでに上昇、直近1年間で最高値を記録した。

平均利回りは8.43%で、価格上昇の影響もあり、前月より0.24ポイント低下している。また築年数は平均22.2年で、前月の22.8年より浅くなっている。

これに対し、一棟マンションは平均価格が1億5,899万円で、前月に比べて7.18%とややまとまった下落幅での低下になった。小幅な上下変動を経つつ、緩やかに上昇してきていた価格が前月の1億7,128万円をピークにダウンしたかたちとなっている。

平均利回りは7.96%で、8%に迫った前月から0.03ポイントと、わずかながら低下した。築年数は平均27.9年で、前月の27.8年とほぼ変わらない。

これにより、2021年12月は区分マンション、一棟アパート、一棟マンションのいずれも、平均利回りが前月比で低下する結果になっていると分かる。

(画像はプレスリリースより)
(調査引用元:「不動産投資と収益物件の情報サイト 健美家(けんびや)」)

外部リンク

健美家株式会社 プレスリリース
https://www.kenbiya.com/press/pre2022-01-05.html

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