2013年新築マンションPER
株式会社東京カンテイは、首都圏、近畿圏、および中部圏の「2013年新築マンションPER」を発表した。マンションPERとは分譲マンションの価格が、同じ駅勢圏の分譲マンション賃料の何年分に相当するか求めた値のことだ。2013年の新築マンションPERは首都圏平均で23.98と、昨年から0.15ポイント上昇(悪化)した。平均賃料が167,685円とわずかに上昇したのだが、新築マンションの平均価格も4,789万円と3年ぶりに上昇したことによって、昨年に引き続き収益性がやや悪化した。
首都圏でマンションPERが最も低かった(収益性が高かった)駅は「川崎」で、最も高かった(収益性が低かった)駅は「溜池山王」であった。

首都圏、近畿圏、中部圏を比較
2013年の新築マンションPERは近畿圏平均で23.94と、昨年から0.48ポイント改善した。新築マンションの平均価格が3,351万円と小幅な上昇となったのだが、平均賃料は119,178円と価格の上昇率を上回ったために4年連続で収益性が改善し、首都圏と比較しても変わらない水準まで収益性が高まっている。なお、近畿圏でマンションPERが最も低かった(収益性が高かった)駅は「JR難波」で、最も高かった(収益性が低かった)駅は「芦屋」であった。
また中部圏平均は24.20と、昨年から0.46ポイント上昇(悪化)した。平均賃料が102,025円に上昇したが、新築マンションの平均価格も2,933万円に上昇したことで2年ぶりに24ポイントを突破した。収益性は他の地域と比較してやや劣るのだが、安定推移している。
マンションPERが最も低かった(収益性が高かった)駅は「西高蔵」ので、最も高かった(収益性が低かった)駅は「市役所」であった。
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/77PER_shuto.pdf
近畿圏
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中部圏
http://www.kantei.ne.jp