都内新設住宅着工数は2か月連続で減少
東京都は11月8日、2021年9月の「新設住宅着工統計」を発表した。統計によると、9月に都内で新設された住宅着工戸数は1万49戸だった。前年同月比17.1%減となり、2か月連続で減少している。
利用関係別でみると「持ち家」の着工戸数が、前年同月比25.7%増の1,527戸戸。10か月連続での増加となった。
「貸家」の着工戸数は、前年同月比15.7%増の5,548戸。4か月振りに増加へと転じた。
「分譲住宅」の着工戸数は、前年同月比51.8%減の2,933戸となり、2か月連続での減少。分譲住宅の内訳をみると、「マンション」が前年同月比70.0%減の1,419戸で、2か月連続で減少した。「一戸建て」は前年同月比10.7%増の1,474戸で、こちらは2か月連続で増加している。
都心3区は2か月振り、都心10区は3か月連続で減少
地域別の住宅着工戸数をみると、「都心3区(千代田区・中央区・港区)」は、前年同月比84.6%減の314戸。2か月振りの減少となった。「都心10区(千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・台東区・墨田区・江東区・渋谷区・豊島区)」は、前年同月比45.4%減の2,436戸。3か月連続で減少している。
「23区全体」でも、前年同月比20.7%減少し、7,834戸。2か月連続の減少を示した。
「市部」は、前年同月比2.2%減の2,176戸。2か月振りに減少へと転じた。
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