埼玉県の賃料、直近1年間で最高値
東京カンテイは10月14日、2021年9月の「三大都市圏・分譲マンション賃料月別推移」を発表した。同社のデータベースに登録された分譲マンション(ファミリータイプ)の募集賃料を調査し、1平方メートル当たりに換算したデータである。
発表によると、9月の首都圏における分譲マンションの1平方メートル当たり平均賃料は、前月比1円減少の3,296円。ほぼ横ばいで推移している。
都県別では、東京都も前月とほぼ横ばいの3,724円。神奈川県は前月比1.6%下落の2,387円。埼玉県は前月比0.7%上昇の1,812円となり、前月に引き続き上昇。直近1年間で最高値を更新した。千葉県は前月比0.5%上昇の1,735円。小幅ながら、3か月振りの上昇となった。
愛知県は築浅物件増加で、賃料上昇
近畿圏の1平方メートル当たり平均賃料は、前月比0.2%下落の1,957円だった。府県別では、大阪府が前月比0.8%下落の2,134円。2か月連続でマイナスとなった。
兵庫県は前月と横ばいの1,671円だったが、6月以降は前年同月を下回る水準で推移している。
中部圏の1平方メートル当たり平均賃料は、前月比1.9%上昇の1,898円。このうち愛知県は、前月比1.7%上昇の1,940円。築浅物件が増加して築年数が若返っており、先月に引き続き高水準となった。
(画像はプレスリリースより)
株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/T202109.pdf