駅エリアごとの平均坪単単価として算出
株式会社東京カンテイは、2021年7月13日、京成押上線と京成千葉線、そして成田スカイアクセスの駅別中古マンション価格を発表した。ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅エリアごとの平均坪単単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2020年12月から2021年2月にかけて実施されている。

京成押上線、プラス4.8%。京成千葉線、プラス10.7%。
今回の発表によると、京成押上線(押上駅~青砥駅)全線における中古マンションの平均坪単価は、前年比プラス4.8%の190万円となった。事例数は前年より41件減って623件となり、平均築年数は23.0年から24.2年へ上昇。路線内で平均坪単価が最高値を示したのは、248万円の押上駅となっている。京成千葉線(京成津田沼駅~千葉中央駅)では、全線の平均坪単価が前年比プラス10.7%の99万円をマーク。事例数は前年からマイナス13件の168件となり、平均築年数は31.0年から32.0年に上昇している。路線内における最高値は、京成津田沼駅が示した120万円となった。
成田スカイアクセス、前年比プラス20.2%
成田スカイアクセス(日暮里駅~千葉ニュータウン中央駅)全線における中古マンションの平均坪単価は、前年比プラス20.2%の179万円となった。1年前に比べて上昇した。事例数は前年より37件減って515件となり、平均築年数は22.7年から21.1年への若返りを達成。路線内で最高値を示したのは、284万円の日暮里駅となっている。なお同社は京成押上線/京成千葉線/成田スカイアクセスの各路線について、前期のマイナスから一転して上昇を果たす駅が目立つと考察している。
(画像はプレスリリースより)
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/912