株式会社東京カンテイは、2020年4月9日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別／中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年3月版を発表した。

ここでの「価格」は、敷地面積100平米～300平米かつ最寄り駅から徒歩30分といった条件を満たす中古木造物件を対象として、算出されたもの。同社は、同リリースを毎月発表している。

今回発表されたリリースによると、2020年3月の首都圏における中古一戸建て住宅の平均価格は、3337万円となった。前月比ではプラス2.6％となり、4ヵ月ぶりに上昇へ転じている。

都県別に見た場合、東京都は前月比プラス12.2％となる5388万円をマークし、4ヵ月ぶりに反転上昇を達成。また千葉県も、プラス4.0％の2225万円で上昇へ転じた。一方、神奈川県はマイナス5.0％の3426万円、埼玉県もマイナス0.1％の2463万円となり、共に反転下落を示している。

東京カンテイは首都圏の動きについて、2020年2月から一転して大きく上昇した点に注目。また、同月の新築一戸建て価格とは動きが全く異なる点も指摘している。

2020年3月の近畿圏における中古一戸建て住宅の平均価格は、2615万円となった。前月比ではプラス4.0％となり、上昇をマーク。府県別に見ると、大阪府と京都府が大きな上昇を見せ、一気に回復基調に転じている。

中部圏の平均価格は、前月比マイナス4.0％の2292万円となり、3ヵ月ぶりに下落。愛知県もまたマイナス1.7％の2765万円となり、反転下落を示した。

福岡県は、マイナス2.6％の2073万円となり、2ヵ月連続で下落。また前年同月比も、マイナス7.2％となっている。

（画像はプレスリリースより）

主要都市圏・主要都市別／中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 3月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko202003.pdf