50平米以上~100平米未満の新築物件が対象
株式会社東京カンテイは、2020年1月9日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築小規模木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の2019年12月版を発表した。同リリースは、敷地面積が50平米以上~100平米未満かつ最寄り駅から徒歩30分以内といった条件を満たす新築木造物件を対象として、平均価格を集計したもの。集計はエリア別に実施され、価格の推移についても考察されている

2019年11月まで強含んでいた神奈川県が下落
2019年12月の首都圏における新築小規模一戸建て住宅の平均価格は、4485万円となった。前月比はマイナス0.8%となり、反転下落を示している。都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス0.2%の5283万円となり、反転下落をマーク。神奈川県も、マイナス3.5%の3984万円となり、3ヵ月ぶりに下落。千葉県も、マイナス1.0%の3828万円となり、2ヵ月連続で下落している。埼玉県は、プラス0.5%の3833万円となり、3ヵ月連続で上昇を果たした。
東京カンテイは、2019年11月まで強含んでいた神奈川県が下落に転じたことに注目。首都圏全体が弱含んだ点も、指摘している。
圏全体が上昇傾向に転じた近畿圏
2019年12月の近畿圏における新築小規模一戸建て住宅の平均価格は、3431万円をマーク。前月比はプラス3.9%となり、反転上昇を果たした。主要府県がいずれも上昇を達成しており、圏全体が上昇傾向に転じる形となっている。中部圏は、前月比マイナス3.8%の3656万円となり、3ヵ月ぶりに下落へ転じた。愛知県も、マイナス3.7%の3704万円となり、やはり3ヵ月ぶりに下落へ転じている。
(画像はプレスリリースより)
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