6割以上が低利回りをキープ
健美家は5月23日、「大江戸線沿線駅別マンション投資利回りの平均」についての調査結果を発表した。運営する不動産情報サイト「健美家」に登録された新規物件を集計し、まとめたもの。大江戸線の駅を利回りの高い順にランキングしたところ、物件登録のあった36駅中、6割以上の22駅が5~4%台の低利回りであることがわかった。

最も利回りが高かったのは、「築地市場駅」
最も利回りが高かったのは、「築地市場駅」だった。新橋駅まで徒歩15分と、通勤に便利な立地でありながら高利回りなのは、平均築年数が36年という古さと、平均専有面積が17.2平米と狭いことが要因と考えられる。次に利回りが高かったのは、「新江古田駅」。平米単価は54.4万円と沿線中も最も安く、前年と比べても利回りに大きな変化はみられない。
大江戸線の中では中野区と練馬区に位置する駅が、比較的利回りが高い傾向にある。しかしながら、練馬区の中でも34位となった「光が丘駅」の5.22%、36位となった「練馬春日町駅」は4.61%と、利回りが低い駅もみられた。
「光が丘駅」は平均築年数9.6年と比較的新しい物件が多いことに加え、始発駅であることが価値を上げており、昨年に続いて5%台を維持している。「練馬春日町駅」は昨年から1.00ポイント利回りが下がったが、これは登録件数が少なかったことと、駅近かつ築浅物件が集中したことが原因とみられる。
(画像はプレスリリースより)
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