4月の東京都のタス空室12.15ポイント
タスは4月27日、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2017年4月」を発表した。レポートから「2017年2月期首都圏賃貸住宅指標」をみると、2月期における首都圏の空き室率TVIは、東京都が前年同月比0.54ポイント増の12.15ポイント。東京23区が0.42ポイント増の11.82ポイント、東京市部が0.67ポイント増の14.85ポイントだった。
神奈川県は前年同月比1.85ポイント増の15.61ポイント、埼玉県は1.40ポイント増の18.00ポイント、千葉県は0.99ポイント増の15.75ポイントとなっている。

更新確率が減少、中途解約確率が増加
募集期間は東京都が2.87か月、東京23区も2.87か月、東京市部が2.85か月、神奈川県が3.64か月、埼玉県が3.42か月、千葉県が3.43か月。更新確率は東京都が37.52%、東京23区が38.40%、東京市部が30.04%、神奈川県が39.04%、埼玉県が42.83%、千葉県が42.33%だった。
中途解約確率は東京都が41.88%、東京23区が41.15%、東京市部が44.97%、神奈川県が42.18%、埼玉県が40.29%、千葉県が42.11%。
東京23区と千葉県でアパート系の空室率TVIが改善傾向にある。しかしその一方で、マンション系の空室率TVIは全地域で悪化している。また全地域で更新確率も減少しており、中途解約確率が増加している。
(画像は「賃貸住宅市場レポート 首都圏・関西圏・中京圏・福岡県版 2017年4月」より)
(分析:株式会社タス)
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