中古マンションの成約件数、前年同月比1.3%減
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は9月12日、2016年8月度の月例マーケットウオッチを発表した。これによると8月の首都圏における中古マンションの成約件数は2,384件で、前年同月比1.3%の減少。先月の上昇から再び下落へと転じた。成約平米単価は、6.4%上昇の47万6,900円。成約価格も6.3%上昇の3,009万円となった。いずれも2013年1月から、44か月連続で前年同月を上回っている。
地域別の成約件数は東京都区部、千葉県を除く各地域が前年より減少した。成約平米単価はすべての地域が上昇し、東京都区部は2012年10月から47か月連続、多摩は2015年5月から16か月連続で前年同月を上回る結果となった。

中古戸建住宅の成約価格、多摩で2ケタ増
8月の首都圏における中古戸建住宅の成約件数は、前年同月比3.7%減の889件だった。成約価格は6.0%上昇の3,092万円。2か月連続で上昇を維持している。地域別の成約件数は横浜・川崎市と千葉県が前年比で2ケタ減となったものの、神奈川県他は17か月連続、多摩は13か月連続、埼玉県は11か月連続で前年同月を上回っている。
成約価格は東京都区部を除く各地域で前年比増となり、特に多摩の上昇が2ケタと目立った。
http://www.reins.or.jp/pdf